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述べる
「述べる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
述べるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
と教会に行った。この教会との関係はミケルの一生に大影響のあるもので、後にくわしく
述べることとする。 一年してから、リボーの店で製本の徒弟になった。徒弟になるに....
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
りのない事を信じて下さい。そうですか? では出来るだけ手短かに、わたしの用向きを
述べる事にしましょう。わたしはある男の魂のために、「みさ」の御祈りを願いに来たの....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
記憶を辿り、自分の知っていること、又自分の感じたままを、作らず、飾らず、素直に申
述べることにいたします。それがいささかなりとも、現世の方々の研究の資料ともなれば....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
然し宗教が社会生活の一様式として考え得られる時、その様式に対して私が思うところを
述べるのは許されることだと思う。私の態度を憎むものは、私の意見を無視すればそれで....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
きないだろう。
かつて河上肇《かわかみはじめ》氏とはじめて対面した時(これから
述べる話柄は個人的なものだから、ここに公言するのはあるいは失当かもしれないが、こ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
であろう。 この考えを裏書するものとして引用してもよいかと思われるものは、後に
述べるようなエジプト、カルデア、フィンランドの創造神話の外に、万物の起源に関する....
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
る。 それが明白なる誤謬、むしろ明白なる虚偽であることは、ここに詳《くわ》しく
述べるまでもない。我々日本の青年はいまだかつてかの強権に対して何らの確執をも醸《....
「猫と色の嗜好」より 著者:石田孫太郎
又は劣等なる地位に居るものと言うて良い、扨て是から猫は如何なる染色を好むかに就て
述べるのであるが、矢張り野蛮人にも及ばぬ猫のことなれば、其好む所の色は燃ゆるが如....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
次第であるが、私の尊敬する白柳秀湖、清水芳太郎両氏の意見を拝借して、若干の意見を
述べる。 文明の性格は気候風土の影響を受けることが極めて大きく、東西よりも南北....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
城に残る語り草」と題し、今なお床しき物語が掲載されている。それを参考までに大略申
述べるとこんな事である。 (一)、「千仏寺胡同、この北京の北城の辺こそ、我ら日本....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
か他の人に考えてもらう。 四社連盟というものの不可思議性については以下私が申し
述べるところによっておのずと会得されるだろうと思うが、とりあえず私は自分の知って....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
は私のほうにあつたというほかはあるまい。 しからば私のほうには全然言い分を申し
述べる余地がないかというと、必ずしもそうとのみはいえないのである。なぜならば、私....
「著作権の問題」より 著者:伊丹万作
だ、参考のため、私の意見の根底となつている、最も重要な原則だけをかいつまんで申し
述べるならば、私は自分の不動の信念として、人間の文化活動のうち、特に創作、創造、....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
をなしとげたものといってよかろう。いずれその哲学に関係ある方面のことは追って別に
述べることにいたして、中村正直という人のことについて一言しておきたい。この人は敬....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:ヴェーゲラーフランツ・ゲルハルト
僕の近況と、また僕にとって必要なものとについて君は知りたいといってくれる。それを
述べることは僕にはどうも愉快ではないが、しかし君とならば最も悦んで話せる。 フ....