» 追蹤

「追蹤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

追蹤の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
をしたり、?や!を書き並べて、書物をきたなくするのが自慢であるかのような新習俗に追蹤してずいぶん勉強して多くの書物を汚損したことであった。 それはとにかく、日....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
が国の映画界や多数の映画研究者・映画批評家はいたずらに西洋人の後塵《こうじん》を追蹤《ついしょう》するに忙しくて、われわれの足元に数百年来ころがっているこのきわ....
墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
しまった。 キャンヌ――ジャン・レ・パン――アンチーブ、とその辺まではどうやら追蹤することが出来たが、その先は皆目手がかりがなかった。一分間に二百台は自動車が....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ほのおをふすぼらせる。 と、同時に、狂おしい昂奮《こうふん》が、この中年武士の追蹤《ついしょう》の足を早めさせた。 チャラチャラと、雪駄の裏金が、鳴るのをす....
十二支考」より 著者:南方熊楠
。ここに野干が師子に恩を受けたとせるには訳ある事でこの物|毎《つね》に師子や虎を追蹤《つけまわ》りその残食を享けるのだ、バルフォールの『印度事彙』に夜分コレバル....