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「送風機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

送風機の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
。それは船のマストと高さを競うほども高いのであるから、その風当たりのよいことは、送風機のパイプの中のようであった。 彼らは、石炭車の底部にある蓋《ふた》をとる....
俘囚」より 著者:海野十三
るべきあらゆる入口が、完全に閉じられているのだ。穴といえば、その室《へや》にある送風機の入口と、壁の欄間《らんま》にある空気窓だけだ。空気窓の方は、嵌《は》めこ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
豊富だった。大きくないが精巧な機械工場も設けられてあった。地下街の空気は、絶えず送風機で清浄に保たれ、地上が毒瓦斯で包まれたときには、数層の消毒扉が自動的に閉っ....
海底大陸」より 著者:海野十三
した。 器械は、待っていましたとばかり、ごとごととまわりだした。真空管がつく、送風機がまわり出す、こまかいセグメントをもった救難信号筒がまわりだし、こちこちと....
火薬船」より 著者:海野十三
だ十分あがっていないじゃないか」 「だめです。そんなに早くは…………」 「石炭!送風機! バルブ全開! 錨を切っちまにゃ……」 ガーン。ガーン。 竹見の傍に....
流線間諜」より 著者:海野十三
にはシューシューと可なり耳に立つ音がしている。それは毒瓦斯をしきりに排気している送風機の音だった。排気が済まないと、首領は出て来られないのだと、帆村は早くも悟っ....