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逃道
「逃道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
逃道の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
ない。あいつは大人《おとな》しい顔をして、悪事を働いて、人が何か云うと、ちゃんと
逃道《にげみち》を拵《こしら》えて待ってるんだから、よっぽど奸物《かんぶつ》だ。....
「坑夫」より 著者:夏目漱石
間《てま》がかかる。けれども一本道を、真直《まっすぐ》に上へ抜けるだけで、ほかに
逃道がないから、どんなに暇取っても、きっと出てくる。途中で消えそうになると、壁の....
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
た。これから先は、道を選んで場所をこしらえるだけである。隠れているのによくて敵の
逃道の無いそして味方に足がかりのいい所を選ばなくてはならぬ。探《たず》ね探ねしな....