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逆コース
「逆コース〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
逆コースの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
さすがにときどきは人に肩を衝かれ、またぱったり出会って同じ除け方をして立竦み合う
逆コースを、だんだん煩わしく感じて来た。いつか左側の店並の往きの人の流れに織り込....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
人間と思うが、あんまり早くエライ人間になろうと思うて、自分の性格を裏切った人生の
逆コースを取って来たために、物の見え方や聞こえ方が、普通の人間と丸で違ってしもう....
「囚われ人」より 著者:豊島与志雄
は触れないことになっている。然るに、昨今の政治の状態は、その反動的な攻勢といい、
逆コースの方向といい、もう黙ってはおられないところまで来ている。つまり、吾々の方....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
うとする明治廿六年の十二月、イルクーツクでロシア人の茶の隊商に加わり、福島中佐と
逆コースをとってシベリヤ徒歩横断の旅行にのぼった。 その頃、シベリヤ経由の茶の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
国民の熱情に何らこたえるところなく、いたずらに、外交はアメリカ追随、内政は反動と
逆コースを驀進し、進歩的な国民を絶望に追い込むファッショ反動の政治を抬頭せしめ、....