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「逆恨み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

逆恨みの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いくらいの堅気な結構人である。もしも家のお父っさんを怨む人があれば、それは外道の逆恨みか、但しは物の間違いでなければならない。しかし今度の殺され方を見ると、どう....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
によっては或いは無罪になるかも知れなかった。しかしかれは罪人の妻で、人を恨むのは逆恨みである。殊に上に対して御奉公を相勤めた伊勢屋のお駒を殺したのである。お駒ば....
老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
う憶測だった。もしも堀家恩顧の家臣が恨みを抱いているとするなら、その幽閉に対する逆恨みに違いないのである。 「馬鹿なっ。大義も通らぬ奸徒達にむざむざこの首渡して....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「あなたといい、お杉ばば様といい、どうして、あなたの家のお血すじは、そう他人を逆恨みするのでしょう」 「よけいな口をたたくな。返辞をしろといったのは、おれの家....
私本太平記」より 著者:吉川英治
近どのも、多治見の一族も、みな無残な最期をとげておりましょうが」 「それこそは、逆恨みよ。船木頼春とその妻の裏切りが、かかる異変をよび起せしものと、俊基も聞き及....
機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
とかして助けて下すってもよさそうなものだ。御自分の部下だったのじゃないかと却って逆恨みに、裁判した方を蔭ではお恨みして居りましたんです。許婚の夫に自殺されたんで....