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逆意
「逆意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
逆意の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五重塔」より 著者:幸田露伴
地が立たぬ、上人の蔑視も恐ろしい、十兵衛が何もかも捨てて辞退するものを斜に取って
逆意地たてれば大間違い、とは思ってもあまり汝のわからな過ぎるが腹立たしく、四方八....
「三国志」より 著者:吉川英治
」 「許田に鹿を射る事――誰か朝廷の臣として、切歯しない者がありましょう。曹操が
逆意は、すでに、歴々といえまする。あの日、彼があえて、主上を僭し奉って、諸人の万....
「三国志」より 著者:吉川英治
社稷は今いよいよ危うく、曹操の驕暴は、日とともにつのりゆきます。おそらく、簒奪の
逆意をあらわに示す日も遠くありますまい」 「荊州は呉と隣接しておる。荊州の内情を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と、苦笑した。 だが、正成はどこまでも生まじめだった。 「さればです。足利殿の
逆意などというそのような風説には、私もひそかに心痛にたえませぬ。せっかく、王政一....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
の対決であるはずのものが、一部隊長にすぎない正成が、ひとり尊氏の陸海軍とその抱く
逆意にたいして、徹底的なこたえをなしたことになる。 尊氏としては、そもそも、本....