途切れ勝ち[語句情報] » 途切れ勝ち

「途切れ勝ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

途切れ勝ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
の神語り。藤原の家の古物語り。多くの語り詞を、絶えては考え継ぐ如く、語り進んでは途切れ勝ちに、呪々しく、くねくねしく、独り語りする語部や、乳母や、嚼母たちの唱え....
愚かな一日」より 著者:豊島与志雄
とをあれこれと推測しながら、一方では妻と瀬川との会話に耳を傾けていた。然し会話は途切れ勝ちに種々のことに飛んでいって、いつまでたっても馬の上に戻って来なかった。....
二つの途」より 著者:豊島与志雄
染して、笑いながら先に蒲団を被った。木下と信子とは、そして時々啓介とは、低い声で途切れ勝ちに種々な話をした。これと云って内容の無い、またそれだけに却って親しい気....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
ら大きな岩の頭が黒く露出しているのが見られるようになる。谷はいつか扇形に開いて、途切れ勝ちの雪が暫く跡を絶つと間もなく別山裏の平に達した。即ち劒沢の源頭である。....