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通交
「通交〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通交の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小景」より 著者:宮本百合子
と 呼びながら立っている。 歌詞の細かなところは忘れた。けれども、絶間ない
通交人は、誰一人この小さい花売娘に見向きもしないで通りすぎる。それでも、未だ彼女....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ね。 開成山へ行くのはうれしいけれども帰れないだろうと心配です。切符があっても
通交証がなくて。女の軍需会社重役はないから不便此上なしです。ではこれで、おやめ。....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の心細さが身にしみる。ともかく元気になれたのは宇治山田駅へ着いてからで、駅内の交
通交社案内所が親切そのものであったからだ。どういう手数もいとわず、遠隔の地とレン....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
間の乗鞍のクラにのるという意味と、氷がわれるということで通過の雪どけを待つ意味の
通交の祈願のような気がします。 竹原村大字宮地の川合平に日本に珍しい枝垂栗の自....
「城」より 著者:カフカフランツ
りあげたものだということ、またあの二人の対話は、お客たちと女給たちとのあいだに普
通交わされるような、そして君の人生の目標であるらしいような冗談をはるかに超えてい....
「空罎」より 著者:服部之総
西亜《ロシア》人にて究《きめ》て外に品を付け申すべく候」。 「之に依て、今改て表
通交易御免之有り、右条約中に之なき租税等、御取極め之有り候方然るべく候」。 ....