»
通筋
「通筋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
通筋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
が蹴散らし、踏挫ぎそうにする…… また幕間で、人の起居は忙しくなるし、あいにく
通筋の板敷に席を取ったのだから堪らない。膝の上にのせれば、跨ぐ。敷居に置けば、蹴....
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
き親父と同じ夥間《なかま》の職人である。 此処《ここ》からはもう近い。この柳の
通筋《とおりすじ》を突当りに、真蒼《まっさお》な山がある。それへ向って二|町《ち....
「春昼後刻」より 著者:泉鏡花
て下さいよ。)ッてよ。 その溝さ飛越して、その路を、」 垣の外のこなたと同一
通筋。 「ハイぶうらりぶうらり、谷戸の方へ、行かしっけえ。」 と言いかけて身体....
「斬られたさに」より 著者:夢野久作
越えて、茶摘歌と揚雲雀の山道を見付の宿まで来ると高い杉森の上に三日月が出たので、
通筋の鳥居前、三五屋というのに草鞋を解いた。近くに何やら喧嘩があるという横路地の....