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速度計
「速度計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速度計の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
、その一本の手をもって、相変わらず虚空《こくう》をつかんで行き悩んでいた。船尾の
速度計は三マイルを示していた。 水夫たちは、倉庫からグリスを取り出して、ウエス....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
しまった。 「チェッ!」運転手が舌打ちした。 退屈が自動車の中から飛び去った。
速度計は最高の数字を表わし、放熱器からは、小さな雲のような湯気がスッスッと洩れて....
「春六題」より 著者:寺田寅彦
が問題になる四元世界の一つの軸としてのみ時間は存在する。 ところがこの生理的の
速度計はきわめて感じの悪いものである。ある度以下の速度で行なわれる変化は変化とし....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
、航行不能におちいっているのであった。しきりに尾部からガス噴射をしているんだが、
速度計の針はじっと一所に固定してしまって、一目盛も前進しない。 「これはきみょう....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ハゲシキ震動ヲ受ケ、異状ニ突入セリ、噴射機関等ニマッタク異状ナキニモカカワラズ、
速度計ハ零ヲ指シ、舵器マタキカズ、ソレニ続キ高度計ノ指針ハ急ニ自然ニ下リテ、ホト....
「火星兵団」より 著者:海野十三
に、たくさんならんでいる計器は、空を飛ぶ時、ぜひとも、よく見ていなければならない
速度計やコンパスや、そうして原子弾弁や加
速度計などであったのである。
「おや、こ....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
の一点を過ぎる時の浮揚度、潮流の抵抗、湾入の方向、毎日の潮流の速度の変化などを、
速度計や、ストップウオッチや、磁石式羅針儀を使って綿密な研究をしていたのだそうだ....