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速戦即決
「速戦即決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
速戦即決の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
書に細い字をつめる技術に就て御同情下すって、書き手は光栄だと思いますが、これにも
速戦即決的事情が有って、絵ハガキだとそれを突きつけて悲鳴を一寸上げて書かせること....
「三国志」より 著者:吉川英治
、説客を向けてみるもいいがもし効がなければ、敵の決意をよけい強固にさせるだけで、
速戦即決をとらんとする方針にはむしろ害を生じる可能性のほうが多いのではあるまいか....
「三国志」より 著者:吉川英治
途中、陽武(河南省・原陽附近)まで進むと、また沮授がきて諫言を呈した。 「曹操は
速戦即決をねらっています。後の整備や兵糧が乏しいためです。しかるに、その図に乗っ....
「三国志」より 著者:吉川英治
違いござりませぬ。なぜならば、季節は雪多く、道は山嶮です。故に、彼の望むところは
速戦即決にありましょう。我のとる策は長期持久です。朝廷から使いを派して、総兵都督....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
う。が、詰手は幾つもあるものではない。徐々の緩か、電撃の急かである。彼がこうして
速戦即決の打込みへ踏み切ったのは、浜手にも三木俊連の新たな味方があることを知った....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
自己の理想の表現のために枉げておる有様である。危険を伴うものと言わねばならぬが、
速戦即決の徹底を要したドイツのため止むに止まれぬ彼の意気は真に壮とせねばならぬ。....