連立つ[語句情報] » 連立つ

「連立つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

連立つの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伸子」より 著者:宮本百合子
る窓の正面にある郵便箱に何か入れた。傍で一人が爪先をコトコトやっていたが、やがて連立つと、几帳面に角を廻って横町に見えなくなった。尻を振るようにしてきくりと曲っ....
南地心中」より 著者:泉鏡花
看板に隠れた城の櫓の、今は雲ばかりを、フト仰いだ。 が、俯向いて、足許に、二人連立つ影を見た。 「大丈夫だろうかね。」 「雷様ですか。」 男衆は逸早く心得て....
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
未だに寒気がしますもの。」 と肩を窄めて俯向いた、海水帽も前下り、頸白く悄れて連立つ。 少年は顔を斜めに、近々と帽の中。 「まったく色が悪い。どうも毛虫では....