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進歩党
「進歩党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
進歩党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「メリイクリスマス」より 著者:太宰治
に、笠井さんの名も出たという。 娘はひとり東京へ帰り、母方の親戚《しんせき》の
進歩党代議士、そのひとの法律事務所に勤めているのだという。 母が死んだという事....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
して本令の施行は頗る効果的なり、政治及び政府要員は殆んど完全に旧態を切開せらる。
進歩党の如きは首脳部を根こそぎ持って行かれる。 幣原内閣も改造か総辞職の外なく....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
に比すればかえって保守主義に傾きたるもまた奇ならずや。この論派の政治主義は英国の
進歩党と米国の共和党と調合をしたるもののごとし。彼社交上において階級儀式の類を排....
「親友交歓」より 著者:太宰治
た恩は、きっと、それだけかえしてやる。それはもう、われわれ百姓の正直なところだ。
進歩党も社会党も、どうだっていいんだ。われわれ百姓は田を作り、畑を耕やしていたら....
「トカトントン」より 著者:太宰治
か何とか言って騒ぎ立てても、私には一向にその人たちを信用する気が起らず、自由党、
進歩党は相変らずの古くさい人たちばかりのようでまるで問題にならず、また社会党、共....
「一票の教訓」より 著者:宮本百合子
ても、これは一目瞭然であろう。 自由党 一三六名 (婦人) 五名 計 一四一名
進歩党 八七名 (婦人) 六名 九三名 社会党 八四名 (婦人) 八名....
「新しい潮」より 著者:宮本百合子
で共和党の押しきった政策を批判したからであった。第三党として出馬したウォーレスの
進歩党が、率直明白なその綱領によって、民主アメリカの幸福と世界の人民の民主化のた....
「現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
むだが許される時期ではないと演説された。(『シカゴ新報』) ウォーレスの新党が
進歩党と名づけられ、むだなかけひきは一切ぬきに世界平和と民主主義推進の綱領を正面....
「往復帖」より 著者:宮本百合子
はないこと。深尾の文化的戦犯性(ファシズム謳歌者であったこと) (二)新聞では、
進歩党婦人代議士が 老人は二食でよい、と云った。そういう婦人代議士を、組合婦人部....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ら特別に私に嘱托せられたのである。なお旧藩の頃家老から大参事を勤めてその後は立憲
進歩党の老人株で居た鈴木重遠氏も先輩として加わる事になった。この調べをする事蹟の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
を歩きながら、日本の暗さ悲しさにウンザリせざるを得ませんでした。保守党だろうと、
進歩党だろうと、そんな区別は問題ではない。いやしくも庶民の代表たる政治家たるもの....
「土足のままの文学」より 著者:織田作之助
学も土足のまま人生の中へ踏み込んで行くような作品がない。きちんと下駄をぬぎ、文壇
進歩党の代弁者である批評家から、下足札を貰って上るような作品しかない。「ファビア....
「猫と杓子について」より 著者:織田作之助
目指した文学を、最高の文学的権威とする文壇の定説が、変な言い方ですが、いわば文壇
進歩党の旗印みたいになって、古い日本のものの考え方や伝統や権威を疑ってみて、新し....
「入社試験」より 著者:佐藤垢石
ばかり。中堅から少壮記者には五、六年前まで京成日報の社長であった高田知一郎、いま
進歩党の幹事長である田中万逸、元AKの放送部長煙山二郎。趣味方面には相撲の生駒※....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
ばならぬと感じた。 やがて敗戦の現実の中に、各政党の再建が進められ、保守陣営の
進歩党、自由党の結党と呼応して、われわれ無産陣営でも新党を結成することになった。....