進行係[語句情報] » 進行係

「進行係〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

進行係の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
と、そのまま解散するのも互に惜しまれて次ぎにはそれぞれ隠し芸をすることになった。進行係は皆の意見で沖氏となった。長唄を謡うものや詩吟をやるもの、踊るものなどが現....
地獄の使者」より 著者:海野十三
烙印をたちまち捺されてしまわねばならない。その間に立って、自分が苦心さんたんして進行係をつとめるから、とにかく曲りなりにでも事件の真相がわりあい手取早く判明して....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のです。 そこで、次から次と、道庵滞名中の時間を繰合わせて、例のお数寄屋坊主を進行係に立てて、道庵先生の閲覧を仰ぐべきプログラムが編成されたものです。 その....
白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
るだろうが……。」 「では、誰が考えてるんです。方福山ですか。」 「方福山はまあ進行係というところだね。立案の方はどうやら陳慧君にあるらしい。とにかく、あの二人....
次郎物語」より 著者:下村湖人
長、朝倉塾長、朝倉夫人の三人が席をならべていた。次郎はそのうしろに位置して、式の進行係をつとめていたが、かれの視線は、ともすると平木中佐の横顔にひきつけられがち....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
い」 と仁田さんは言ってくれた。 「今度は鈴子さん、あなたも出しなさい」 と進行係のつもりの書店の主人が言った。 仁田さんはただニコニコしていた。 「どう....