運上所[語句情報] » 運上所

「運上所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

運上所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
横浜もさびしかった。あるところは半農半漁の村民を移住させた町であり、あるところは運上所(税関)を中心に掘立小屋の並んだ新開の一区域であり、あるところは埋め立てと....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、開港の期日が来てしまったのだ。しかし、神戸村の東の寂しく荒れはてた海浜に新しい運上所が建てられ、それが和洋折衷の建築であり、ガラス板でもって張った窓々が日をう....
石狩川」より 著者:本庄陸男
の門戸になった。もはや、無視することが出来ない要津《ようしん》になった。松前藩は運上所を置き、幕府は奉行をおいた。近ごろあわただしく替る支配者のうち、最初に来た....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
二三人斬った罰金として、公方様《くぼうさま》から毛唐の方へ納めなけりゃならねえ、運上所から夜夜中《よるよなか》、こっそりと大八車へ銀貨を山ほど積んで幾台というも....