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過量
「過量〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
過量の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
君とお会いした時も、君のような人が――全然都会の臭味から免疫されて、過敏な神経や
過量な人為的知見にわずらわされず、強健な意力と、強靱な感情と、自然に哺まれた叡智....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
しておられないのです。貴方なら、御存じでいらっしゃいましょう――抱水クロラールの
過量がいったいどういう症状を起すものか。とうてい今日一日中では、あの貧血と視神の....
「無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
上出来の方かも知れないがね。 しかし本職の内科医の斎藤さんが、どうしてソンナに
過量の吐酒石酸を服用したのか。よしんば酔っていたために分量を過ったにしても……ど....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
ぬ人間、銭を粗末にする人間であるとして、卑下の気持ちを起こさせるだけだ。良薬にも
過量があるから、効くからといって、無闇に量を多くのんだところで、かえって害になる....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ルトから三十万ボルトまでの特別高圧電流を使ううえに、出てくる放射線がまたうっかり
過量になると原子病を起こすものだから、その失敗は時に生命に関係する。私は毎朝仕事....