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過雁
「過雁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
過雁の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
劣らぬ文武兼備の大将で、文芸の趣昧ふかく、詩にはおなじみの、 |霜満秋気清 数行
過雁月三更 越山併得能州景 遮莫家郷|憶 の詩があり、歌には、 ものゝふのよろ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
く、風流に心あるものの幽懐も動く可き折柄の光景だった。北越の猛将上杉謙信が「数行
過雁月三更」と能登の国を切従えた時吟じたのも、霜は陣営に満ちて秋気清き丁度|斯様....