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道の程
「道の程〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
道の程の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
っそりして一条二条|縦横《たてよこ》に、辻《つじ》の角は広々と、白く積った中を、
道の程《ほど》八町ばかりで、とある軒下《のきした》に辿《たど》り着いたのが名指《....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
《とりま》ぜて、寧《むし》ろ軍事談の方を多く会話したろうが、此時氏郷が、佐沼への
道の程に一揆《いっき》の城は何程候、と前路の模様を問うたに対し、政宗は、佐沼へは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
銀のようにかがやき、或る時は、木の下暗に葉影を宿してそれが鱗のようにうつります。
道の程、八丁ばかりのところを、よれつもつれつ走って行く人の形が、時とすると白蛇の....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
やと思いてその髪をいささか切り取り、これを綰ねて懐に入れ、やがて家路に向いしに、
道の程にて耐えがたく睡眠を催しければ、しばらく物蔭に立寄りてまどろみたり。その間....