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「道元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道元の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
事であります。其の後元祖|藤四郎という人がヘーシを発明致したは貞応の二年、開山|道元に従い、唐土へ渡って覚えて来て焼き始めたのでございましょうが、これが古瀬戸と....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
間にもまた生滅があります。 しかしその生死の根本を尋ねたならばどうでしょうか。道元|禅師はいっております。 生をあきらめ死をあきらめる 「生を諦め、死を明ら....
二つの庭」より 著者:宮本百合子
子たちの住居から遠くないところにある宗教大学の大学院にいた。伸子は、雑誌にあった道元の伝記などに興味を持っていて、加茂とそんな話になる。素子は、しばらく話させて....
女流作家として私は何を求むるか」より 著者:宮本百合子
で仕事に掛かりたいと思います。 今月の『新小説』の和辻哲郎氏が「入宋求法の沙門道元」に就いて書いて居られるが、あの中の「即ち十丈の竿のさきにのぼって手足を放っ....
デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
それは作り作られる歴史的自己の立場、生死的自己の立場においてでなければならない。道元《どうげん》は自己をならうことは自己をわするるなり、自己をわするるというは、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
「これは例の妙応寺でござろう、青坂山、曹洞宗、西美濃の惣録《そうろく》――開山は道元禅師の二世莪山和尚。今須の城主長江八郎左衛門重景の母、菩提《ぼだい》のために....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
でございます、人の世そのものが、無明長夜の眠りでございまして、迷途覚路夢中行と、道元禅師も仰せになりました……」なんぞときめ出されようものならば、富楼郷《フルナ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いでになりました、弘法大師も高野へ精舎《しょうじゃ》をお営みになりました、永平の道元禅師は越前の山深くかくれて勅命の重きことを畏《かしこ》みました、日蓮聖人も身....
雪の宿り」より 著者:神西清
の言句をなみし経教をなみする破木杓、脱底|桶のともがら』を言葉するどく破せられた道元和尚の法燈は、今なお永平寺に消えずにいるという。それも俺は見たい。応永のころ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
正法眼蔵』が何であろうと、今日のかれには余り関わりはないはずである。あれを書いた道元は禅には珍らしく緻密な頭脳を持っていたということを、誰しもが説いている。それ....
親鸞」より 著者:三木清
生にとって共通の思想的背景となっている。法然や親鸞、日蓮は言うまでもなく、栄西や道元のごときも何らか末法思想をいだいていた。法然上人の反対者であった明恵上人や解....
歩くこと」より 著者:三好十郎
トもシャカも老子《ろうし》も孔子《こうし》も空海《くうかい》も日蓮《にちれん》も道元《どうげん》も親鸞《しんらん》もガンジイも歩いた。ダヴィンチも杜甫《とほ》も....
水〔扉の言葉〕」より 著者:種田山頭火
禅門――洞家には『永平半杓の水』という遺訓がある。それは道元禅師が、使い残しの半杓の水を桶にかえして、水の尊いこと、物を粗末にしてはなら....
抵抗のよりどころ」より 著者:三好十郎
い知恵のたいがいは、この手の心法をふくんでいます。老荘や道教や禅や真言、それから道元《どうげん》や日蓮《にちれん》や親鸞《しんらん》などのメトーデ、それから茶道....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
名将の言葉に「戦争は演習の延長だ」というのがあります。 日本曹洞宗の開祖、道元禅師のこつを教えられた言葉に「修業と効果とを二つのものに見てはいけない。修業....