道床[語句情報] » 道床

「道床〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道床の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
陥ったが、やがて不意に顔を上げると、今度は助役に向って、「この駅の附近の線路で、道床に粗面岩の砕石を敷詰めた箇所がありますか?」 するとその問に対して、助役の....
とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
豚の鳴声が夢の様に聞えて来ます。 二分もする内に追々にその声は近附き、間もなく道床の砂利を踏む跫音が聞えて、線路の上へ真ッ黒い人影が現れました。星明りにすかし....
」より 著者:蘭郁二郎
あんなとこに立ってやがる』 そういった方を見ると成程首だけがまるで置物のように道床の砂利の上にちょこんと立っているのです。 『ちぇッ』 と舌打ちした工夫がそ....
鉄路」より 著者:蘭郁二郎
目の乗組だった――。 源吉は、思い切ったように、手すりに凭れて、下に飛下りた。道床の砂利が、ざらざらと崩れ、危うく転びそうになって枕木にべたりと触わると、ひや....