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「道術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道術の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柳毅伝」より 著者:田中貢太郎
しもかわらないので南海の人が驚いた。開元になって玄宗皇帝が神仙のことに心を傾けて道術を聞きにきたので、煩さがって洞庭へ帰って行った。 開元の末になって、柳毅の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
を馳せ、擅《ほしいま》まに諸国を歩み、天文地理、星緯|図讖《としん》、および余の道術、綜練せざるは無し。友三人あり、天姿奇秀なり。相《あい》与《とも》に議して曰....
黒百合」より 著者:泉鏡花
奥で、凜として澄んで、うら悲しく、 雲横秦嶺家何在 雪擁藍関馬不前 と、韓湘が道術をもって牡丹花の中に金字で顕したという、一|聯の句を口吟む若山の声が聞えて止....
ステッキ」より 著者:寺田寅彦
にきわめて精巧な科学的内容をもっていたものと思われる。シナの仙人の持っていた杖は道術にも使われたであろうが、山歩きに必要な金剛杖の役にも立ったであろう。羊飼いは....
神仙河野久」より 著者:田中貢太郎
うのは宮地翁門下の一人であった。河野の名は久、通称は虎五郎、後に俊八とも云った。道術を修めるようになってから至道と云う号を用いていた。もと豊後の杵築の藩士で、大....