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「道道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

道道の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
永遠のみどり」より 著者:原民喜
が、そのかわり、声にならない無数の言葉は、絶えず彼のまわりを渦巻いていた。 水道道路のガード近くの叢《くさむら》に、白い小犬の死骸《しがい》がころがっていた。....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
、わざわざ大昌院まで出かけ一緡《いちびん》を礼に与えたくらいだ。明応五年に広岡入道道円という者をその代官職に補したところが、その年には恒例の千疋のほかに、補任料....
旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ません。そんなことはかんがえないほうがいいとおもっていました。そこで、宿へかえる道道も、往来をおどりおどりくると、旅なかまが待ちかまえていました。 ヨハンネス....
織田信長」より 著者:坂口安吾
身のをはり、昔は長田、今は山城 というのが、当時の落首だ。山城とは、斎藤山城入道道三のことだ。微罪の罪人を牛裂きにしたり、釜で煮殺したり、おまけに、その釜を、....
その人を知らず」より 著者:三好十郎
顔が、ベソに近くなってくる。暗くなる) 4 ガランとした柔剣道道場。 半分は板じきで、半分はタタミじき。正面に体操用の肋木台。その肋木に両....
法然行伝」より 著者:中里介山
けて念仏の信者となったが、国へ下ってから不審のことは法然給仕のお弟子、渋谷七郎入道道遍を通じて法然の教えを受けていたが、法然は細かに返事の消息を遣わされている。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「城ノ介、読め」 高時のことばに、彼が、はっと進みかけると、二階堂ノ出羽ノ入道道蘊が、 「あいや、秋田、待て」 と、それをさえぎった。 二階堂殿もお頭が....
私本太平記」より 著者:吉川英治
送してゆく警衛役の大将には、 千葉ノ介貞胤 小山五郎左衛門秀朝 佐々木の入道道誉 の三名が、幕府任命となったことも、同時にこの場で言い渡された。 「この....
私本太平記」より 著者:吉川英治
オイテ、死罪ニ処セ。 と、いうのであった。 そしてなお、 「執刑は、佐々木入道道誉に申しつくる。なお道誉には、その儀、果たし次第、早々、鎌倉表へ身のみにて、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ないうちに、いちはやくもその日――その日というのは三月下旬の二十六日――佐々木入道道誉が、二階堂のわがやしきを引払って、第一番に西上の途についた。 大蔵の足利....
私本太平記」より 著者:吉川英治
老臣今川範国までがかたずをのんで前線との伝令をとっていた。また佐々木佐渡の判官入道道誉もこの中の一人だった。 刻々の戦況をききながら、尊氏はこのうちの将を引き....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ら平野の湿地帯にまですきまもない兵を充て、県下野守の一陣は飯盛山に、また佐々木入道道誉は生駒山の南に――といったふうに、無慮三、四万の大軍を霞むばかりにしていた....