遣わさる[語句情報] » 遣わさる

「遣わさる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

遣わさるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
、「去年大軍を朝鮮に遣わされしとき、家康か利家か、でなくば軍の道を知りたる拙者を遣わさるれば、軍法定まりて滞りあるまじく、朝鮮人安堵して日本に帰順し、明を征伐せ....
観画談」より 著者:幸田露伴
門前の弥平爺にいいつけての、明日から毎日立てさせろ。無銭ではわるい、一日に三銭も遣わさるように計らえ。疲れてだろう、脚を伸ばして休息せらるるようにしてあげろ。 ....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
(悄然として)いや、私が身に応えた処は、こりゃ虫が知らすと見えました。御褒美に遣わさるる石臼なれば可けれども==この坊主を輪切りにして、スッポン煮を賞翫あれ、....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
てそれを天皇に奏したのが清麻呂の姉法均であって、清麻呂が再び神教を請うべく宇佐に遣わさるべきことは、前以て予定の行動であったのだ。しかるに天皇の道鏡に対する御信....
法然行伝」より 著者:中里介山
向って、 「ここに宣旨《せんじ》が二つ下ったとして、それを役人が取り違えて鎮西へ遣わさるべき宣旨を坂東へ下し、坂東へ遣わさるべき宣旨を鎮西へ下すことになった時は....