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適格
「適格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
適格の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「饑餓陣営」より 著者:宮沢賢治
曹長「然《しか》るに私共は未《いま》だ不幸にしてその機会を得ず充分《じゅうぶん》
適格に閣下の勲章を拝見するの光栄を所有しなかったのであります。」 大将「それはそ....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
、教育課程の改訂。さらにつづいて一般復員軍人の教職への新規採用に関する日本教育非
適格者追放指令が発せられた。一九四五年十二月には国家権力と神道との分離に関する指....
「「推理小説」」より 著者:宮本百合子
。 斎藤国警長官の進退をめぐって政府と公安委員会が対立し、公安委員会は斎藤氏の
適格を主張し、ついに、政府は静観となった。この事件も、下山氏の死にからんで強行さ....
「売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
ぬ女と寸分違わぬ。が、この似たのは、もう一人の丸髷の方が、従弟の細君に似たほど、
適格したものでは決してない。あるいはそれが余りよく似たのに引込まれて、心に刻んだ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ない。元就が最期の時に、あれを利用したのは、元就その人の教養と遠慮とを知るに最も
適格な話として受け容れられるということなどを説明して聞かせてくれた。そのあと、お....
「由起しげ子よエゴイストになれ」より 著者:坂口安吾
由起しげ子よエゴイストになれ 坂口安吾 誰かの批評に、女房として不
適格、とあったが、これはアベコベだ。女房に不
適格な小説が書けると、この人の作品は....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
。すくなくとも、私は耐えきれません。私が前述のようなエッセイストとしての自身の不
適格や不利を押し切って、このエッセイを書きつづけるのも、この埋めようとする努力の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ではなかったろう。 しかし幕府もいまは、出軍につぐ出軍で、四次の大将として派す
適格な人物というと、はや持チ駒もとぼしくなっていた。といって鎌倉府営の守りはこれ....