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遮莫
「遮莫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遮莫の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
芸の趣昧ふかく、詩にはおなじみの、 |霜満秋気清 数行過雁月三更 越山併得能州景
遮莫家郷|憶 の詩があり、歌には、 ものゝふのよろひの袖を片しきし枕にちかき初....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の曰く、「悧巧なやつは皆東京へ出ちゃって、馬鹿ばかり田舎に残って居るでさァ」と。
遮莫農をオロカと云うは、天網を疎と謂い、月日をのろいと云い、大地を動かぬと謂う意....
「四日間」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
のは例の大柄の五体を横たえて相変らず寂としたもの。 どうも此男の事が気になる。
遮莫おれにしたところで、憐しいもの可愛ものを残らず振棄てて、山超え川越えて三百里....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
きを嗤うを要せぬ、倶利迦羅紋紋の兄哥にもこの風流あるは寧ろ頼もしからずとせんや。
遮莫、這個の風流も梅の清楚なるを愛すればのこと、桜の麗にして妍なるに至ては人これ....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
、あれはばち(場違い)よと、一部のお仲間うちにはとかくさんざんにさげすまれたり。
遮莫《さわれ》、その小亀一座にはがんもどきと仇名打たれし老爺あり、顔一面の大あば....
「西航日録」より 著者:井上円了
詩作一、二あり。 紅海書懐 紅海尽頭風月幽、亜山埃水入吟眸、客身已在天涯外、
遮莫家郷憶遠游。 (紅海の懐いを書す 紅海の尽きるあたり、風も月もほのかに、亜....