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遷座
「遷座〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遷座の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
小舎へ来た、小舎のわきに、小さな木祠が祀ってあって、扉を開けて見ると、穂高神社奉
遷座云々と、禿び筆で書いた木札などが、散乱している。 唐檜や落葉松が、しんしん....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ます。 奈良田の皇居ということは国史以外の秘説であります。 奈良王この地に御
遷座ありしという伝説は、ここにお徳の口から伝えらるるばかりではなく、幾多の古書に....
「放生津物語」より 著者:田中貢太郎
中でも、お諏訪様と遊ぶことがあった。 社殿はその年の歳末になって落成したので、
遷座式を行うことになった。神主は初めから係りあいになっている治左衛門であった。 ....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
まさかに百万円のドロンまでは察しがつかなかった。 その十七 マニ教天草商事
遷座のこと 怒り心頭に発したのはマニ教のお歴々である。 待てど暮せど才蔵来ら....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
計い致しましょう。手近の浜辺に某の率る大船|碇泊りして居りますれば、まず夫れへご
遷座なされますよう」 斯うして九郎右衛門は皇子を背負い、自分の船まで帰って来た....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
。躄車などに乗せてやりましては、世間への見場悪く、……いっそ、道了様を屋敷内へお
遷座ししたらと……庭師に云い付け、同じ形を作らせましたところ、虚妄の父、それを同....