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選り取り
「選り取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
選り取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
善でするのじゃ御座らぬ。学生教授の研究材料。生きた標本講義の参考に。都合よいのを
選り取り見取りで。アトは要らぬと玄関払いじゃ。ならば私立はどうかと見ますと。これ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
最初、山の尾をめぐって、この湯壺の前を通りすがりに、はやこの中の女の数を読んで、
選り取りにする場合はあれと、目星をつけていた七兵衛の眼力とすれば怖ろしい。しかし....
「光は影を」より 著者:岸田国士
の道を辿つたかも知れぬのである。 「まあ、まあ、こつちさえその気になれば、相手は
選り取り、お好み次第つていう有様だから、兄さんなんか、気が強いわけさ」 と、母....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
ど、この代々の大ブルジョアだとか、古くから續いている貴族共が、世の中の美しい女を
選り取りにして、子を生ませる。その子が又、美しい男や美しい女を
選り取りにしてと言....