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「選定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

選定の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
だれかが私に映画界の七不思議を選定してみないかといったら、私は即座に四社連盟をあげる。そしてあとの六つはだれか....
映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
はそれで満足する。しかしその反対の場合には、我々は不満を通り越してその種の題材の選定を否定するところまでひっ返さなければ気がすまなくなる。 しかし癩に関する映....
階段」より 著者:海野十三
う三室から成る実験室とを与えられた。そして研究は、国研の範囲と認める自由な事項を選定してよいと謂うことで、四宮理学士と共に、特に所長芳川博士直属の研究班というこ....
地中魔」より 著者:海野十三
逃げる汽艇は東京の方へ進んでゆく様子に見えた。しかし課長がこんなこともあろうかと選定して置いた快速のモーターボートは、遂に目指す汽艇へ追いついた。 「こらッ!」....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
けども湧き水が垣の台を浮かした。県下の半鹹半淡の入江の洲岸に鼎造はうっかり場所を選定してしまったのであった。その上都会に近い静岡県下の養魚場が発達して、交通の便....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
というので、大勢の馬飼のなかでも褒め者になっている。それらの事情から祐慶もかれを選定することになったのかも知れません。いずれにしても、青年の仏師は少年の馬飼と白....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
していった大|旅行隊をさえだしている。 さて、その三回目の計画であるが、すでに選定もすみ雨期あけを待つばかりだそうである。それも、これまでのような自動車旅行で....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
て、一国的とか国際的とかの組織を軽んずる傾向があり、国際大会を開くにしても、その選定した土地の政府がそれを許さなかったり、また、各国の同志がそれに参加しようと思....
大脳手術」より 著者:海野十三
がなされて接合後の脚全体が資材範囲内で純正楕円函数又は双曲線函数曲線をなすように選定される。従って接合部切口における断面積も算出されるわけだから、これらの数値に....
カメラに関する覚え書」より 著者:伊丹万作
れならば映画製作に芸術家などは要らないことになつてしまう。 カメラ・ポジション選定の過程においてもしも必然性を認めるとしたら、それは芸術家がその主観において、....
最初の出品画」より 著者:上村松園
がええさかい、きばって描かそか……」 といったぐあいで、現今のように審査という選定方法もなく、出品された以上は落第も及第もなかったので、結局それぞれの師の目に....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
して「千本桜」のようなものを択んだのか知らないが、おそらくは菊五郎の出し物として選定されたのであろう。それでも鮓屋の場で、お里の枕のくだりを省いたのが改良である....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
世話人は、住職の勤惰を直接に教正に報道するの権あり。世話人と副世話人は檀家中より選定せるものにして無給なり。掃除人には少額の金を付与す。 国教宗にて僧侶となら....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
遊の目的は南半球の視察にあれば、その途上、余が耳目に触れたる名勝を集めて十二題を選定し、その風光を吟詠す。これ、余がいわゆる南球十二勝なり。すなわち左のごとし。....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
というところまでいい当てては貰えないでしょう。またそれより進んで自分以外のものの選定に自分の天分の見わけ方や、自分の天性が欲する生涯の選択を任すのは、自分に本当....