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遼東半島
「遼東半島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
遼東半島の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
ことにそれてしまった。もう一度話をもとに戻そう。 この会での一番大きな問題は、
遼東半島の還附だった。僕は『少年世界』の投書欄にあった臥薪嘗胆論というのをそのま....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
る日曜日を父親といっしょに羽生に出かけて行ってみたこともあった。その日は第二軍が
遼東半島に上陸した公報の来た日で、一週間ほど前の九連城戦捷とともに人々の心はまっ....
「「モダン猿蟹合戦」」より 著者:宮本百合子
ない。そこをうまくつかまえ、猿を支那にしてある。蟹は日本です。 蟹が日清戦争で
遼東半島というデカイ握り飯を貰ったら、熊(これは帝政時代のブルジョア・地主のロシ....
「女の一生」より 著者:森本薫
を埋めて戦いとったところだと思って有頂天でしたよ。ところがその年の暮には呆気なく
遼東半島を清国に還付している。しかも今度はその、同じ旅順に半年の歳月と何十万の人....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
て書く。その一つは…… 日清戦争後に、露、仏、独の三国が連合して、日本に対し、
遼東半島を支那へ還附すべく、理不尽の交渉をして来たのに対し、日本が寝耳に水の如く....