那智の滝[語句情報] »
那智の滝
「那智の滝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
那智の滝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:倉田百三
た願の一つとして成就しなかったのはありません。 成経 しかしここは紀州ではなし、
那智の滝もないではありませんか。 康頼 神はどこにでもいられます。わしがあの奥深....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
佐藤惣之助と老俳優の上山草人と行を共にしたのである。 私らは、那智山に詣でた。
那智の滝の上の東側の丸い山を掩う新緑は、眼ざめるばかり鮮やかであった。黄、淡緑、....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
妻に恋し、あやまって恋人の袈裟を斬り、青年期の関門につまずいたが、沙門に入って、
那智の滝でいくたびとなく自虐的な修業をとげ、われから難行道の達成にあるいている無....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
があって、山の中に王余魚明神という社がありました。この滝の近くに来て、紀州熊野の
那智の滝の話をすることは禁物でありました。
那智の滝とどちらが大きいだろうといった....