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「邦字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

邦字の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出世」より 著者:菊池寛
じき》の唐草模様か何かの表紙の付いた六、七百ページの本であった。またその活字が、邦字の六号活字に匹敵するほどの小さいローマ字で、その上ベッタリと一面に組んである....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
船が五艘かかっている。どうやら水雷艇らしい恰好だ。上海○○新聞というのは最低級の邦字新聞と聞いたが、成る程、汚い紙面だ……なぞと思い思い、給仕に十銭のチャイニー....
河明り」より 著者:岡本かの子
、自分一人で掻き込むようにして埒を開け、神戸まで見送って呉れた。 シンガポール邦字雑誌社の社長で、南洋貿易の調査所を主宰している中老人が、白の詰襟服にヘルメッ....
」より 著者:宮本百合子
。編輯員の一人は、片手で髭を引っぱりながら熱心に露文和訳をしていた。向いの机で、邦字新聞から経済記事を他の一人が抄訳している。黒ビロードのルパシカを着たジェルテ....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
んだ、なんてのもいるんです」 コートのかくしから、小さく折りたたんだ二ページの邦字新聞をとりだして、 「これは、汎《パン》アメリカン航空のスチュワーデスが持っ....
廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
を見くらべる)――どうしたね! 三平 やあ、はは、なあにね、私がさ、南米あたりで邦字新聞を出したり、いろんな代理店をやったりして、ゴロゴロして歩き廻りながら、も....