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邦貨
「邦貨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
邦貨の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ら見ようによっては人らしくも見えるものがふたつ浮かび出ていて、あたい金五マルカ、
邦貨約二十五銭也。 ヴォクセニスカという村へ辿りつくと、この機を逃さず珍種日本....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
mbra と言って上等席だ。このほうはたいがい二十から二十五ペセタ――一ペセタは
邦貨約三十銭強――陽の照る側の sol は、入場料十ペセタぐらいでまず二、三等に....
「リギ山上の一夜」より 著者:斎藤茂吉
は立派なのは幾つもあるが、幾つか見て廻って十八フランケンのに極めた。当時の相場で
邦貨九円余に当っていた。 それから旅舎を出て、後ろの方にある丘にのぼって行った....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
早や十年の昔となったが、パリ、ロンドン、ベルリンなどの都市で、牛乳が我が一合当り
邦貨三銭であった。当時日本では一合五銭ないし十銭、平均七銭というところであったか....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
華民国――こういう順序になっているそうなということや、銀相場が毎日変化するので、
邦貨を民国貨幣に換算する場合、
邦貨の一円が今日は民国貨幣の二円二十銭となり、明日....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
論証の筆はこの小文では割かねばならぬ。この小文の目的は、ロンドン公債百万ポンド、
邦貨換算四百七十八万余円のうち、横浜東京鉄道諸機械に支払われたものが百四十六万余....