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「部署〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

部署の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
《と》に角《かく》一部を成している。 或自警団員の言葉 さあ、自警の部署に就《つ》こう。今夜は星も木木の梢《こずえ》に涼しい光を放っている。微風もそ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
目懸けて、驀進した。 少尉は、直ちに、別の信号をして、兵員の急速集結を命じた。部署に最少限度の兵員を残して、あと二十名ばかりのものが集ってきた。彼等は、取敢え....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ろこぶ。 近所からもそれぞれ顔が出る。いつの間にか皆家へ戻っていて、それぞれの部署を守って敢闘した由。さすが日本人である。 私が「大丈夫、消せます。頑張りま....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
はら》うのだった。 空気服点検もおわった。全員異状がない。 「着陸用意。全員|部署《ぶしょ》につけ」 ロケットはだんだん高度を下げていった。一たん艇内にたた....
怪星ガン」より 著者:海野十三
してください。今、操縦室には三根夫ががんばっていますよ。ぼくと交替で、かれがいま部署についているのです」 「三根夫少年だろう。少年で、首脳部の連中のいっているこ....
火星探険」より 著者:海野十三
備をととのえた。 デニー博士は、第三の命令を発した。それは各自が、それぞれの新部署につくことであった。新部署というのは、火星の上で生活をするための仕事の分担だ....
地獄の使者」より 著者:海野十三
において、彼はそれの最後の仕事として、蓋をつけて周囲を熔接して缶詰に出来上らせる部署で働いていた。彼のところには、自動式ではなく手動式の缶詰器械があった。これは....
火薬船」より 著者:海野十三
わぎに関係をつけ、すぐさま船長のところへ、おどりこんだ。 「大至急、抜錨。総員、部署につけ!」 「な、なんだって!」 総員といっても、集まってきたのは、たった....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
うか、それはよかった」 と、田毎大尉ははじめて合点のいった顔である。 「それで部署は、どういうところか」 大尉としては、やはり元の部下の「火の玉」少尉の部署....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
たとと絶えた。 代って、再び練習艦隊旗艦須磨が呼びだされた。 通信兵は、再び部署について、送信機の電鍵に手をかけた。 「練習艦隊旗艦須磨はここにあり!」 ....
空襲警報」より 著者:海野十三
」 タダダダーン。シューッ。ダダダダーン。 勇猛なる兵は、手足をもがれても、部署から離れぬ。砲弾は、照空灯の光の柱をおいつづける。もう一弾! それ、もう一....
映画と音楽」より 著者:伊丹万作
期間に二百年位はかかるのである。 要するに監督という職業は専門的に完成された各部署を動かしながら映画をこしらえて行くだけの仕事である。 自分で一々オーケスト....
雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
上におもしろくならないということになる。 次にトーキーになつてから録音に関する部署を受け持つ人たちが新たに加わつたわけであるが現在のところではこの人たちに対す....
不吉の音と学士会院の鐘」より 著者:岩村透
は振っているね。考えてみれば暢気な話さ。怪談の目星を打たれる我々も我々であるが、部署を定めて東奔西走も得難いね。生憎持合せが無いとだけでは美術村の体面に関わる。....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に止めてボルトリの敵に対せしめ、主力は夜間ただちに行動を起して敵の側背に迫る如き部署をした。この決心処置は迅速果敢しかも適切敏捷に行なわれナポレオンを嫉視ないし....