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「部隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

部隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
隊戦術は前に申しましたように専制をその指導精神としたのに対し、散兵戦術は各兵、各部隊に十分な自由を与え、その自主的活動を奨励する自由主義の戦術であります。しかる....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
った。演習慣れした少尉の耳には、その雑然たる靴音が、ハッキリと判った。 どこの部隊だろうか? 司令部が寄越した援兵にしては、無警告だし、地方の師団から救援隊....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
をふらせ、あるいは悠々と偵察して去る。 味方の戦闘機の攻撃もはげしくなり、地上部隊の高射撃もだいぶんうまくなった。被害は今までのところ軽微である。 これから....
海底大陸」より 著者:海野十三
出てきた。 海底超人側に敗戦の色はしだいに濃い。 ラスキン大尉の指揮する空軍部隊は、くりかえしくりかえし、この液をまいた。 クーパー事務長は、このありさま....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
しらと思うのよ。もう、何のお話も中止よ」 バーバラがここまでいったとき、彼女の部隊は、賑やかな声をあげて追いついた。 白木は、このとき私にそっと合図をした。....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
トラック隊は、ひきもきらず、呆然たる彼の前を通りぬけていった。 “気球第百六十九部隊” と、そういう文字が、トラックの函のうしろに記されてあった。それは、リバ....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
「宇宙戦隊」の時代にかわっていくことでしょう。数千メートルの高空を飛んで、敵機動部隊のま上にとびかかる航空戦隊、さらに成層圏を征服して、数時間で太平洋、大西洋を....
火星兵団」より 著者:海野十三
か、柳川兵団だとか、徳川兵団だとか言うあの兵団、つまり兵隊さんの集っている大きな部隊のことだよ」 「ああ、そうかそうか」 「お父さん、『火星兵団』の意味がわかっ....
怪塔王」より 著者:海野十三
い戦をはじめるため、わが秘密艦隊が出動したのでありました。 秘密艦隊には、空軍部隊と艦隊とがありましたが、両者は白骨島のすこし手前で一しょになることにしめしあ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
しく固まり、殿には巡洋艦を旗艦とする別の駆逐戦隊がしっかり護衛していた。 航空部隊の一部は、全艦隊の外二キロメートルの円周にそい、はるかな高度をとって、ぐるぐ....
空襲警報」より 著者:海野十三
わが帝国領土内に侵入を開始したのに対し、適宜の防衛を行うためであります。皇軍の各部隊は既にそれぞれ勇猛|果敢なる行動を起しました。銃後にある忠勇なる国民諸君も、....
中支遊記」より 著者:上村松園
りお友達になってしまい、その夜は楊州に宿って明朝蘇州にゆくのだというと、どうでも部隊にとまれとまれと熱心にすすめた。部隊だって立派な設備があるから不自由はさせな....
押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
う存在は、佐太郎にとつて何等の重大な意味をもたなくなつた。 翌る年の夏、地元の部隊に入隊してやがて出征するときには、もう初世のことなど佐太郎は思い出してもみな....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を無理に受験させたのである。私の希望通り陸大に入校しなかったならば、私は自信ある部隊長として、真に一介の武人たる私の天職に従い、恐らく今日は屍を馬革に包み得てい....
茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
っていたのであろう。それから、七月十二日のは、絵葉書で、宛て名は、中支派遣軍園部部隊大杉部隊軍医少尉 平尾健一で、文句は「拝啓御勇健御奮戦大謝無限です。青山君と....