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配役
「配役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
配役の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
純粋な抽出は不可能である。 ○演技指導はそれが始まるときに始まるのではない。通例
配役の考慮とともにそれは始まる。 ○百の演技指導も、一つの打ってつけな
配役にはか....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
。「とにかく法水君、君が持ち出した、この妖精園の光景を説明してくれ給え。どうも、
配役の意味がさっぱり嚥み込めんのだよ――何故リュッツェン役を筋書にして、黒死館の....
「映画雑感(Ⅱ)」より 著者:寺田寅彦
情熱的魅惑的にも見える。どこかブリギッテ・ヘルムに似たところのあるこの役者のこの
配役にはなんとなくダヴィンチのモナリザを思わせる不可思議なものがある。少女マヌエ....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
を催すようなものになっていたようである。 ルネ・クレールでもデュヴィヴィエでも
配役の選択が上手である。いくらはやりっ子のプレジアンでも、相手がいつも同じ相手役....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
かとずいぶん考えたのです。で、結局、ハリウッドへ出かけてメトロ・ゴウルドウィンの
配役監督に面会したのですが、海水着に日傘をさして腰で調子を取って歩く試験にも、出....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
に拵えて置いたのであろう。 舞台の成績が春木座の比でないことは云うまでもない。
配役も適材適所である。八百蔵はむしろ平左衛門に廻るべきであったが、
配役の都合で源....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
つとおっしゃるので、その方を当にして、やりはじめたんですが、この間の公演のとき、
配役が不満で、間際になって、およしになりましたので、それでスッカリ予定が狂って、....
「三甚内」より 著者:国枝史郎
いれば中之町、取っ付きの左側が山田宗順の楼、それと向かい合った高楼はこの遊廓の支
配役庄司甚右衛門の楼である。 遊里の松の内と来たひにはその賑やかさ沙汰の限りで....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
ち破って、四谷をやってみたら、どんなものだろう。伊右衛門はわっし、お岩は逢痴と、
配役はざっとこんなもんでさあ」 と云って、彼はかたわらの逢痴と顔を見合せるのだ....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
劇では一応無理なく納っています。所謂スターシステムの弊害を認め、適材適所の原則が
配役の根本であることを認めたからです。この役の軽重という問題を、ひとつなんとかし....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
待は、露ほども見せませんでした。 ある日、ジイドの「サユウル」の本読みがあり、
配役の発表がありました。 こういう時、ほかの俳優たちは、いくぶん緊張して、自分....
「稽古場にて」より 著者:岸田国士
日小田原から出て来るのは、病後の私には大儀だから、稽古場の隣に宿をとってもらう。
配役には思い切って新人を起用したので、どんな結果になるか、半分楽しみで、半分心配....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
その亡霊と云うのは、云うまでもなく、ハムレットの父王の霊の事である。 所が、
配役の際に、その亡霊役一つだけが余ってしまったので、止むなく法水は、台本を訂正し....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
磨」 宝塚少女歌劇団作 ダンス「胡蝶の舞」 このように上演脚本も選定せられて、
配役も決定し、公演の練習に没頭した。それも、三月二十日から三十一日にいたる十二日....
「勘平の死」より 著者:岡本綺堂
登場人物 初演
配役 和泉屋与兵衛 (団右衛門) 女房 おさき (菊三郎) 倅 角太郎 ....