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配線
「配線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
配線の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
いるようなマグネットがあって、更に下部へ降りて男湯の天井を匍って電気風呂の男湯の
配線の中へ喰い込んでいた。専門外のこととて瞭りしたことは判らなかったが、とにかく....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
を下した。 猶、その後の報告によると、応急修理に高い所へ登った一技手は、奇怪な
配線のあるのを発見した。それは故意か偶然か、変電所の壁を通って向いの家の廂へ渡り....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
た。 嵐はもう大分静まっていたが、この附近の路面には建物がないので、広々とした
配線構内の上には、まだ吹止まぬ寒い風が私達を待っていた。喬介は線路の上を歩きなが....
「野球時代」より 著者:寺田寅彦
ない自分を恥じなければならないような気持ちさえしたのである。 彼の宅の呼び鈴の
配線に故障があって、その修理を近所の電気屋に頼んであったのがなかなか来てくれなか....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
正吉君、不幸なことに、さっきの宇宙扉の衝突で、こっち例の気密扉を下ろすモーターの
配線が切断《せつだん》してしまってね、かんじんの気密扉が下りなくなったのだよ」 ....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
にこにこ顔でひとりごとをいったが、そのうちに気がついたことは、このような一時的の
配線では、どこかの電波を受信できながら、前に本格的にきちんと
配線したときには、な....
「金属人間」より 著者:海野十三
っており、赤や青や黄のエンパイヤ・クロスのさやをかぶった電線が、くもの巣のように
配線してあった。 「電波を出す器械のようですね。いわゆる送信機の一種らしいのです....
「超人間X号」より 著者:海野十三
、そのすこし上とに、砲弾《ほうだん》がぶつかったほどの大穴があいて、内部の部品や
配線がめちゃくちゃになっているのが見えます。あんなにこわれていてはとても働きませ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
帆村は一階のあのがらくた倉庫の中から、一つの壊れたラジオ受信機をさがし出し、その
配線をかえて短波の送信機になおし、幸に切れていなかった真空管と電池があったので、....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ひとしきり見ていたが、私の手からネジまわしを取ると、配電盤のケースをあけて、中の
配線をじいっとしらべ、ややあって、私の手のひらにネジまわしをパシリと置き、そして....