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配置
「配置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
配置の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
渡って、紺青《こんじょう》の色の日の光のために奥深く輝いていた。松が自然に美しく
配置されて生《は》え茂った岩がかった岸がすぐ目の先に見えて、海はいかにも入り江ら....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
きたのであろう。もしも、このようにだんだんに集団を作るような部分が完全に対称的に
配置されているならば、これらが皆同一平面上にある以上は、すべての遊星が皆完全な円....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
長駆マルヌ河畔に進出し、一時はドイツの大勝利を思わせたのでありましたが、ドイツ軍
配置の重点はシュリーフェン案に比して甚だしく東方に移り、その右翼はパリにも達せず....
「階段」より 著者:海野十三
出てほしいということで、とうとう参加する承諾を先生に通じてしまった。やがて部員の
配置表が出来て、僕は前にも云ったとおり、比較的|閑散な信濃町駅を守ることとなった....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
探偵を見かけたらすぐ課長に報告すること。以上のことを行うについて、次のような人員
配置にする。――」 といってその担当主任や係を指名した。一同は何でも彼でも、そ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
捜査情報のなかから最も新しいものをえらんで教えてやった。それは主として捜査艦艇の
配置と、その報告の羅列だった。 「――しかし、けっきょくのところ、メリー号の行方....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
警報が高声器からとびだした。 「第一級の非常事態が起こった。ガン人はただちに非常
配置につけ!」 警報はくりかえし叫ばれた。第一級の非常事態とは何事であろうか。....
「金属人間」より 著者:海野十三
。前日より、いささか考えるところがあって、ひそかにこの邸のまわりに私服警官数名を
配置し、博士の行動を監視させておいた。ところが、かれら監視当直の者の話では博士は....
「火星探険」より 著者:海野十三
、こんどはそれに対抗する手段を考えて向ってきたものに違いない。 艇内には、非常
配置につけの号令が出、デニー博士はまたもや指揮台の上に立って、テレビ見張器に食い....
「怪塔王」より 著者:海野十三
無電をもって、二番機と三番機にひっきりなしに命令をつたえています。 「総員、戦闘
配置につけ」 二番機では、無理にのった帆村探偵は、操縦席についている小浜兵曹長....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
悪が人気に関するが、独立した絵本と違って挿画は本文に従属するのみならず図柄の意匠
配置等は通例作者の指揮に待つを常とするから画家は従位にあって主位に居るべきもので....
「妖怪学」より 著者:井上円了
、不快もしくは苦痛の感覚あるときに生ずること、第四に、夢中に時間、空間の精密なる
配置、連続なきこと、第五に、夢想と事実との間に大いなる相違あること等なり。しかれ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
園、キンタノルマール公園、サンタルシア山を歴観す。コウシノ公園のごときは、木石の
配置大いに趣を成すといえども、園池に水なきを欠点とす。ひとりサンタルシア山の、鬱....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
横隊戦術に於ては前者を有利とするに対し、ナポレオン時代の縦隊戦術は兵力の梯次的
配置により戦闘力の靭強性を増加し、且つ側面の強度を増せるため自然、後者を有利とす....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
ら、昭和七年の第六版にいたるまでは表の数が十六表でしたが、改版毎にその色彩や色の
配置が改良されて、漸次その性能が高まりましたし、殊に昭和十一年にできた第七版から....