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「醒睡笑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

醒睡笑の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
というもの、三日に一度必ず金を糞ともにする馬とて兄をあざむき、五十金に売りし事『醒睡笑《せいすいしょう》』一に出づ。 欧州には畜類が金の糞した話が多い。例せば....
十二支考」より 著者:南方熊楠
包みの饅頭を遣わしても必ず耳に近づけ、蟹の足音せぬか聞き定めた後初めて開いた。『醒睡笑《せいすいしょう》』に、海辺の者山家に聟を持ち、蛸《たこ》と辛螺《にし》と....
十二支考」より 著者:南方熊楠
なんざあ何の役にも立たぬと誹《そし》ると、鶏憤ってトテコーカアと鳴いたという。『醒睡笑《せいすいしょう》』二に、若衆あり、念者に向いて、今夜の夢に、鶏のひよこを....
十二支考」より 著者:南方熊楠
からやめとする。東ローマ帝国が朝廷の車の競争から党争に久しく苦しみし例もあり。『醒睡笑』には、越前の朝倉家が相撲の争論から、骨肉相殺すに及んだ次第を述べある。 ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
だ。食物に今日ヌタというも泥に似たからで、本《もと》ヌタナマスといったらしい。『醒睡笑』三に「天に目なしと思い、ヌタナマスを食いぬる処へ旦那来り見付けたれば、ち....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
っている。三味線は江戸期の初めには、まだ関東の人は名を知らなかったという話が、『醒睡笑』という書にも見えている。それがもうこのような端々の土地にしか残っていない....
こども風土記」より 著者:柳田国男
だとあざ笑うような気風も、夙く文化の中心地には起っていたのである。安楽庵策伝の『醒睡笑』は、元和年間に書き上げたという笑話集だが、その中には「祝ひ過ぎるも異なも....