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釈義
「釈義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
釈義の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
序篇 降矢木一族
釈義
聖アレキセイ寺院の殺人事件に法水が解決を公表しなかったので、そろそろ....
「黒い手帳」より 著者:久生十蘭
はあきらかに狼狽の色がうかんだ。しかるに妻君はそれがこの場所にあるゆえんを沈着に
釈義した。それはあまりに沈着すぎるためにかえって相手に疑念を抱かせるような種類の....
「魔都」より 著者:久生十蘭
京でわれわれ有明荘の住人だけが検束されたんですぜ。……いや、お判りにならんけりゃ
釈義しましょうが、思うに今朝の一件は風検とはほんの名目、実はある時間までわれわれ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
あまあ、お待ちなさい。……相変らず、あなたも癇性だ。……お返事がなければ、手前が
釈義いたしましょう。……なぜ、こうポカつくかといえば、この二三日、ずっと南よりの....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
どうして偽物が忍びこみ、どうして大病の真者《ほんもの》を持って行ったか、ひとつご
釈義《しゃくぎ》ねがいましょうか」 「なアに、わけはないこってす」 と言って、....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
トスは石。……アエロリトスというのは、つまり、『空の石』ということだ」 「言葉の
釈義などはどうでもようござんす。……その、空の石がどうしたというんです」 「判ら....
「法然行伝」より 著者:中里介山
い。 そのうちに恵心僧都の「往生要集《おうじょうようしゅう》」は専ら善導大師の
釈義を以て指南としている。そこで善導の
釈義を辿《たど》って遂に、 一心専念弥陀....
「つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
ぎ》を並べ、「お年廻りは離中断《りちゅうだん》の卦に当ります。しかし文字通り易の
釈義を申上げても廻《まわり》遠くて要領を得ない事になりましょうから、わたくしの思....