里神楽[語句情報] »
里神楽
「里神楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
里神楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
その当初には、まだ能楽なるものが発生していなかったのだから、いずれ田楽、もしくは
里神楽類似の神事舞曲の司となっていたもので、後に能楽が流行して来るにつれて、自か....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、仕舞湯《しまいゆ》に浸《つか》っているはずである。 「ウム、太鼓の音がするな、
里神楽《さとかぐら》の太鼓――子供の時には、あの音にどのくらい心を躍《おど》らせ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を吹き、鉦《かね》を鳴らすものも、みな仮面をかぶっている。その仮面は、ありふれた
里神楽の仮面もあれば、極めて古雅なる伎楽《ぎがく》の面《めん》に類したのもあるが....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いお布施《ふせ》と供物《くもつ》とを持って、大満足で引下りました。 そのあとで
里神楽《さとかぐら》が開かれる。素人相撲《しろうとずもう》が催される。一方では臨....
「村芝居」より 著者:井上紅梅
か、ということについて一向|無頓著であったが、今考えてみると、あれはたぶん春祭で
里神楽(社戯)であったのだ。 とにかくわたしの十一二歳のこの一年のその日はみる....
「山の人生」より 著者:柳田国男
しては、いろはの中ではヤマの上がオクだからなどと馬鹿げた説明はすでに多い。或いは
里神楽の山の神の舞に、杓子を手に持って出て舞うからというなどは、もっともらしいが....