重弁[語句情報] » 重弁

「重弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
ツネン蝶が来た、水の上を右に左にひらりと舞う、水はうす紫の菫色、蝶は黄花の菫色、重弁の菫が一つに合したかとおもうと、蝶は水を切ってついと飛ぶ、水は遠慮なく流れる....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ぐらした伊豆石の塀の上に幾株かの夾竹桃が被さって、その梢を茂らせていた。淡紅色で重弁の花が盛に咲いている。木の性はまるで違うが、花の趣が遠目にはどこか百日紅に似....