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「重版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

重版の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
頃、この書がかくまでに長く多くの人に読まれ、私がかくまでに生き長らえて、この書の重版を見ようとは思いもよらないことであった。この書に対して、命なりけり小夜の中山....
読書法」より 著者:戸坂潤
7 科学が文章となる過程 J・ジーンズ卿の『神秘の宇宙』(藪内清氏訳)が重版になった。初め『新物理学の宇宙像』という題で訳されたのだそうだが、今度は原名....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
品集や戦災で紙型の焼けなかったドストエフスキイやジイド、ツルゲーネフなどの翻訳が重版されていることに注目される。さもなければ戦後の社会的疾病としてあらわれたエロ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
三笠書房)の二つの拙著をつけ加えておく。 一九三六・五 著者 増補版重版序文 増補版も版を重ねること数回に及んだ。今、特に云うべき言葉は持たな....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ではないのでしょう?「笛師の群」がおやめになって安心しました。ああ云うものはもう重版がないから、私達としては勉強上大切です。今度の新税法で煙草がうんと値上りにな....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
書堂出版の俳諧叢書のうちに収録してある。――この頃『俳諧大要』という合冊本として重版されたもののうちに在る。 居士の門下に集う俳人はこの頃も已に少くはなかった....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
穏当とするようなふうに変わって来た。ついには間接ながらその筋から、『古寺巡礼』の重版はしない方がよいという示唆を受けるに至った。その時には絶版にしてからすでに五....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
再版する程な著述ではないと思いもするが、たまたま、そんな希望者もあり、小説の重版後、さらに求められる声が多いので、こんども少部数を、趣味版的に、出すことにし....