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「野口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野口の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一夕話」より 著者:芥川竜之介
りたがるから、おつき合いにちょいと乗って見たんだ。――だがあいつは楽じゃないぜ。野口《のぐち》のような胃弱は乗らないが好《い》い。」 「子供じゃあるまいし。木馬....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
斬られた方はどんな返事をしたね」 「それがはっきり聞こえなかったのです。なんでも野口とか舌口とか云ったようでしたが……」 「野口とか舌口とか……」と、半七は口の....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
由出版より電話あり、来る十五日の会合につき問合はありたるも断わる。 ◯松竹事業部野口氏よりの招宴と観劇もまた断る。病気ゆえなり。 ◯帆苅氏来宅、「報知新聞」が来....
デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
は自殺でなく絞殺による他殺事件である事、被害者はこの店の貴金属部のレジスター係で野口達市と言う二十八歳の独身店員である事、死体の落下点付近に幾つかのダイヤの混じ....
単独行」より 著者:加藤文太郎
一月六日 雪 三俣蓮華の小屋七・〇〇 鷲羽岳九・〇〇(零下七度) 黒岳一二・三〇野口五郎岳六・三〇 避難地七・〇〇―九・〇〇 三ツ岳一二・〇〇烏帽子の小屋二・〇....
獄中記」より 著者:大杉栄
る窮屈さや寒さも忘れて、一、二度寝返りをしたかと思ううちにすぐに眠ってしまった。野口男三郎君 翌日は雨が降って、そとへ出て運動ができないので、朝飯を済ますとす....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
見受けたので、幾らか恵んで別れて出ると、途中で大雨、大雷、ずぶ濡れになって日光の野口屋に着いた。四日は好天気で、日光見物である。これは例の筆法で詳細に記入、ほと....
バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
る此の校門は、正に歴史のペエジペエジに現われ消え去る人々の姿なのである。 ヨネ野口の師事したウオーキン・ミラーという詩人で名高いバークレーの街を、ずんずん山手....
夜光虫」より 著者:織田作之助
しそうな声は、小沢の胸を痛めた。 「伊部の奴!」 と唇を噛んで、ふと壁に掛った野口英世の写真を見あげて、 「――僕これから行って、言いきかせてやります」 「お....
最初の出品画」より 著者:上村松園
うに悦んで、早速お祝いに来てくれたことも憶い出となっている。 東京の跡見玉枝、野口小蘋の両女史、京都の岩井蘭香という名声嘖々たる女流画家に伍して、十八歳の私が....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
今でも連綿として栄え、初期の議会に埼玉から多額納税者として貴族院議員に撰出された野口氏で、喜兵衛の位牌は今でもこの野口家に祀られている。然るに喜兵衛が野口家の後....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
を読んでいては、そこに大きな島の形を発見したり、日本アルプスの槍ヶ嶽から、穂高、野口五郎の連峰を眼に浮べるのである。彼賀川市長は強度の不時症乱視患者である。彼は....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
たものであるそうな。(この士族編入事件には問題がないでもないが)宝暦十年に、この野口与治兵衛から、仕丁頭中へ出した願書の控に、「私儀親代より引続き三代、小法師御....
編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
よって一席の講演を試みた。この際、奈良西坂の松井道博君、京都柳原の明石民造君、同野口の南梅吉君等、その他多くの有志の人々とも会見し、爾後これらの人々と往来して、....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
万歳氏の如きは、葛下郡北部に占居して、当麻・染野・今在家・鎌田・勝根・大橋・中・野口・市場・池田・大谷・築山・神楽・有井・岡崎・大中などの諸村を領したほどの雄者....