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「野墓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野墓の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
は、葉がくれに破れて失せた。やがてこの世に、その杖ばかり残るであろう。その杖は、野墓に立てても、蜻蛉も留まるまい。病人の居たあとしばらくは、餌を飼っても、鳩の寄....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
灌頂――虫送り、虫追、風邪の神のおくりあと、どれも気味のいいものではない。いや、野墓、――野三昧、火葬のあと……悚然とすると同時に、昨夕の白い踊子を思い出した。....