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「野寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
ゅうざえもん》、原惣右衛門《はらそうえもん》、間瀬久太夫《ませきゅうだゆう》、小野寺十内《おのでらじゅうない》、堀部弥兵衛《ほりべやへえ》、間喜兵衛《はざまきへ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
を飛ばした。 それから、この佐々木の友人で、フランス語学校で同じ高等科にいた小野寺というのと知った。これもやはり、二、三年前に早稲田を出て、その頃は研究科でた....
口笛を吹く武士」より 著者:林不忘
こ》へ茶菓を運ばせて話しに来ている老人は、土佐の茶道と偽っている同志中の元老、小野寺十内だった。 「変りましたでございましょうな、江戸も。」 「さ、手まえは、し....
十二支考」より 著者:南方熊楠
より竜燈今に上るなり、霊験新たなるに依って、一条院勅額を竜寿鐘殿と下し賜わり、雪野寺を竜王寺と改めしむ、承暦《しょうりゃく》二年十月下旬、山徒これを叡山《えいざ....
風流仏」より 著者:幸田露伴
破れ戸の罅隙に、我は顔の明星光りきらめくうら悲しさ、或は柳散り桐落て無常身に染る野寺の鐘、つく/″\命は森林を縫う稲妻のいと続き難き者と観ずるに付ても志願を遂ぐ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、御覧じ過ごさせ給ふ程に、山陰《やまかげ》なればにや、日もやうやう暮れかかりぬ。野寺の鐘の入相《いりあひ》の声すごく、分くる草葉の露しげみ、いとど御袖濡れまさり....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
せん。午後中、よく目が見えなくなったから。 本に就ては、葉書で申上げました。小野寺十内の和歌は初めて知りました。昔の人は、そう云う場合の感情さえ、こう云う一見....
四十八人目」より 著者:森田草平
るために、まず伜の主税に老巧間瀬久太夫を介添えとして、大石瀬左衛門、茅野和助、小野寺幸右衛門なぞとともに、自分に先立って下向させることにした。一行は九月十七日に....
望郷」より 著者:服部之総
で時機をおくらせただけのふかさはあった。 安政二年|乙卯《みう》夏、仙台鳳谷小野寺謙刊行の蝦夷《えぞ》地図をみると、太平洋岸の内地からは下北半島の突端大畑港と....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
知れません、と云って何時まで斯う遣っても置かれないと云うので、直ぐに白金台町の高野寺へ頼み、仙太郎の縁類の積りにして葬式も立派に致しましたから、小左衞門の死骸の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
は、先に高氏の秘命をおびて、矢作から鏡へ先発していたものである。そして、ここの歌野寺のうちで、宮方の密使と出会い、 後醍醐の綸旨 をうけていたのであった。 ....
べんがら炬燵」より 著者:吉川英治
、ちと、頂戴しておきたいものじゃ」 「ささ、どうぞ」 「わしも、酒の折に」 小野寺十内は、うやうやしく、懐紙を出して、四、五匹の田作をそれへ取り頒けて包んだ。....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
なるといいます。この像は昔専光寺の開山|蓮開上人の夢に一人の女が現れて、われは小野寺の別当林の洞穴の中に、自分の像と大日如来の像とを彫刻して置いた。早く持って来....