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「野物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野物の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
日本紀』神代巻に、駮駒《ぶちこま》をいえり、これ神代より馬あり、二条良基の『嵯峨野物語』に、馬は昔唐国より渡りし時、耳の獣という、すべて稀なりしかば、帝王の御気....
遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
近ごろ近ごろ、おもしろき書を読みたり。柳田国男氏の著、遠野物語なり。再読三読、なお飽くことを知らず。この書は、陸中国|上閉伊郡に遠野郷と....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
の布晒しで、別に変わったこともなかったが、月は『平家物語』の仲国、花は謡曲の「高野物狂」で、いずれも桜痴居士の新作である。仲国はむろん団十郎で、小督局が秀調、小....
山の人生」より 著者:柳田国男
た。そうしてまたたちまち走り去って、ついに再び還ってこなかったといっている。『遠野物語』の中にも書いてある話は、同郡松崎村の寒戸というところの民家で、若い娘が梨....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
難いのである。もっとも土地によって必ずしも親子の関係とも限っていない。例えば『遠野物語』においては長者の娘、男が山へ行って還って来ぬのを慕うて、化して鳥になって....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
火のう水のうの二つの面を、オコナイ様またはオクナイ様というそうである。 以前遠野物語に出て有名になった陸中のオクナイ様は、家々の神ながらオシラ神とは別のように....
予が出版事業」より 著者:柳田国男
してから番号順の購読者名簿と、三十何円かの現金を届けてくれる。是は何かと問うと遠野物語の純益だと答える。是は大成功と得意になって見たものの、御蔭で将来いつまでも....