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「野駈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野駈の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
一喝は、どの顔が発したものかわからなかった。しかし、さっきから漢書に親しんでいた野駈け姿の若公卿が、ふと、書物から顔を離して、うしろの小冠者へ物をいう風なので、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
かく足利の方でも、われらへ目を光らせているにちがいありません。ましてご服喪の折、野駈けに出て、洛外で密談に寄り合うなどはまずいでしょう。……それよりは新田と二人....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
経へ気をつかいながら、 「ご一緒に行った小次郎殿は?」 「後から帰るだろう」 「野駈けのうちに、迷れておしまいになったので」 「ひとを待たせておいて、いつまでも....