野麦峠[語句情報] » 野麦峠

「野麦峠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

野麦峠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
》にも敵人に面縛するを肯《がえ》んぜず、夫人や、姫や、侍婢、近侍と共に出奔した、野麦峠を越えて、信州島々谷にかかったころは、一族主従離れ離れになり、秀綱卿が波多....
黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
に、たった一人で登って来た男がありまして、小屋に飛び込んで来たそうだす。 一体野麦峠ちゅうのは、信州と飛騨との往還になっておりまして、当時は一日に二人や三人の....
飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
によって北アルプスを尾根伝いに走ったり、乗鞍と穂高の間のアワ峠や乗鞍と御岳の間の野麦峠を風のように走っていた。その首長は白馬に乗っており、それが今も皇室に先例を....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、上野ノ国からウスイ峠をこえて信濃へはいってヒダへ出たのは木曾御岳と乗鞍の中間の野麦峠のようだ。この峠のヒダ側は小坂の町です。 推古三十五年(西暦六二七年)に....