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金分
「金分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
金分の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
で、古物商は一寸四方何両という装束を焼いて灰にして、その灰の中から水銀法によって
金分を採る。能面は刀の鍔と一緒に捨値で西洋人に買われて、西洋の応接室の壁の装飾に....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
るもんじゃない。……無理に通用させるからこそ十両は十両で通るが、天保の改鋳以来、
金分はほんの二分。……そんなものを金座の人間ともあろうものが、後生大事にかかえち....
「俗臭」より 著者:織田作之助
間の快楽のために失ってなるものか。春松は遊びが好きで困り者だったが、その代り、白
金分離の仕事はまことに鮮かだった。先ずガラス棒を火で焼き、それを挽臼で挽き砕いて....